間もなくQUANTICがオープンし5周年を迎えます

おかげさまで、これまで沢山の結婚式の

お手伝いをさせていただきました

ただ今年、コロナウィルスという未曾有の脅威に見舞われ

これまでの、なにげない日常が一変し

新しい生活様式のもと

それぞれに苦労を強いられる日常を過ごしています

 

そんな、なにげない日常が、

そうでない日常になった今を過ごす中で

強く思い返す、ご新郎ご新婦様がいらっしゃいます

 

それは、2017.3.11にQUANTICにて式のお二人

航空会社にお勤めのお二人は共にお忙しく

共通の地元である福岡にて式を予定

当時、ご新郎様は神奈川県にお住まい

ご新婦様は宮城県にお住まいの遠距離

会場のご見学も、ご新婦様お一人でご来館されました

 

お仕事柄、県外からのゲストが多いことからアクセス面や

福岡の地元に根差した企業である料理のクオリティの高さ

その他多くを満足して頂き結婚式をお任せ頂ける運びに

 

お二人のスケジュールを考え、

春ごろを想定し会場の空き状況を確認

そこで大きな問題が発生してしまったのです

それは、2017.3.11の日程しか会場の空きが無かったこと

 

何が問題なのか・・・

ご新婦様の脳裏に浮かぶ2011.3.11東日本大震災の記憶

そうです地元を離れ宮城県仙台市にて

お仕事をされていたご新婦様

直接的な被害には遭われなかったものの

当時の悲惨な光景を目の当たりにしたとのこと

 

「その日だけは絶対に駄目です・・・」

涙を流され悩まれるご新婦様を前に

言葉を失い沈黙が続く中

不謹慎かと思われるかもしれないですが

一つの提案をさせていただきました

 

それは被災の経験をし目の当たりにしたお二人

だからこそ、この日に結婚式を

 

生きていく上で経験する多くの幸せなこと不幸なこと

その繰り返しの中、前を向き

生きていかなければならない事実

大きな不幸に見舞われた日に誕生する命もあり

マイナスをプラスに転じる為には大きなエネルギーが必要

お二人だからこそ出来る、この日の結婚式

 

ご新婦様のご両親様もご来館され決断されたご新婦様

迎えた2017.3.11結婚式当日

沢山の笑顔と感動の涙に包まれた式

ご新婦様の決断と、お二人の勇気がもたらした奇跡

『忘れてはならない日』を、

『忘れられない日』に変えた最幸の瞬間

 

『なにげない日』が突然、そうでない日になる

大小様々な不幸や、大小様々な幸せを経験し生きていく

 

生涯を共にするパートナーと出逢えた日

 

自分を産み育てた母に感謝を伝え旅立つ日

新たな生命を授かり家庭を築いた日

『なにげない日』が、『かけがえのない日』になる瞬間が人生には溢れています

あの、ご新郎ご新婦様を思い返す度に

今だからこそ強く深く感じる事

自分達の想いで、自分達の手でつくり

『なにげない日』を『かけがえのない日』に

変える力を持つ唯一の文化

それが、【結婚式】なんじゃないかと・・・

 

目に見えないコロナウィルスという脅威に立ち向かう力は

目に見えない想いの力に宿ると信じてこれからも

【予想を超える結婚式】のお手伝いをさせていただきます

 

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